やれやれ、とうとうリハーサルで梃入後の波濤に取り掛かりました。最後に新しく書き加えたコーダが私にとっては最大の難所でしたが、ドラムの正確なフォローにより、これから練習していけば何とかなるか?というところです。 波濤は、今回の大きな手術?により、とうとう完成しました。 完成をどのような意味としているのか? 実は本当の完成などないのです。 矛盾しますが、私の言う「完成」は、もう先々改訂は行わないという意味になります。 ですので、メンバーそれぞれが改良するのは全く構わないわけで、インプロパートは尚更のことです。 作品が完成したからと言って、(演奏の)変化を求めないのは音楽を止めることになり、その作品の歩みは止まってしまいますので。

今回の梃入れを下記にまとめます。 01:イントロをこのユニットの2ndアルバム時に戻し、ピアノからスタートに戻した。
理由はそのコードプログレッションからです。これを変更して別なものとしていた近年のアレンジは何だったのでしょう?自分が理解出来な苦なります、笑 02:テンポチェンジするところからインプロパートの前まで、コードプログレッションはそのままとして、ピアノ、ギター共に見直しを行った。特にギターはより旋律的な方向に振っており、ギターの存在を強くした。 03:インプロ後のピアノパートを詰めて、テーマにより寄り添ったハーモニーとた。これにより、テーマが一旦戻って落ち着いた雰囲気となり、後半に対して自然な動きとなるような流れとした。 04:後半スタートのマーチングのピアノを精査の上、音使いとリズムを躍動的なものとした。これにより、大らかで明るい色調の音楽となった。 05:展開部6拍子のコードをコードオンコードとし、これまでのどちらかというとフュージョンよりの色調から現代的な方向とした。メカニカルなテクニックは控えてリズムとしてはよりシンプルなものとする。
06:コーダの追加 新しく書き出した内容となり、2段構えとなる。前半はユニゾン中心、後半は6拍子で収束に向かうスピードを持った内容。最後のところでは力尽きたようにユニゾンに戻って急速に終止するものとした。
ざっと簡単に説明するとこのようになります。微細なところまで取り上げますとキリがないのでやめておきます。
これを持って、波濤はようやく定位置に回帰したと言えます。
是非、12月14日・お昼ライブでは新しい音に触れていただきたいです。
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