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波濤の梃入

更新日:3 日前

波濤はこの一年、後半を切ってしまう等、いつものように蛇行を続けていたが、この2ヶ月ほど腰を入れて最初からやり直した。 振出しに戻ってまずやったことは、FLAT122・2nd「KAGEROU」のボーナストラックとして入れたライブバージョンを聴き直すことだった。

ピアノのみの出だし。重く厳かにスタートする。 GmM7 / EM7 / CmM7 / CM7 ため息が出る。 どうして変更したのか不思議な気持ちとなる。 その後に来るテーマは呆れるほどシンプルであり虚飾を捨てている。 まず、ここで、この作品をどう見直すか考える。 恥ずかしいことだが、一旦ゴチャゴチャして気に入らないと削除した後半パートの連鎖を保管したデータからコピーしておく。 そして再度、全体を見渡す。

結局、最後のエンディングだけはテーマと乖離しており、不自然なところがあるので、これは作曲してコーダとして挿入し曲を閉じるように決める。

1週間程度かけてコーダを作曲し、本編と接続させるが、やはりというべきか不自然極まりない。現在のスキルで対応したところが浮いてしまう形。ありがちな事でもある。そこで自然の流れを作るためにコーダの冒頭8小節を削除して、1小節のブレイクを入れる。コーダは変則的なリズムを持つ前半と6拍子の後半に分けられているが、たったこの削除とプラスした1小節により気持ちよく聴くことが可能となる。 リアレンジの非常に難しいところであり、理屈では分かり難い部分でもある。 さて、全体の構成をまとめたところで、もう一度最初からピアノメインで精査して行く。パート毎の確認と、稚拙で納得出来ない音使いは全て手直ししていく。バンドの音が迷いなく前に押し出されるように考えていく。


現在、波濤の作業はほぼ終わっています。 冬ライブでは間違いなく演奏するでしょう。

バンドの状態からおそらく、描いたイメージ通りになると確信しています。冬の2回ライブで演奏したいと思います。

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