このタイトル01を書いてから1年以上は経過していると思います。嫁に長続きしない!と言われるのも癪なので間が空き過ぎましたが、02に行きたいと思います。 本日のお題は、CmM7 です。これは表現としては暗いイメージですね。それほど重さは感じないのですが、間違いなくこれ一発で聴く人に「何だか、くら〜い!!」と納得させるだけのインパクトのあるコードと思います。 構造的に興味深い特長があります。 まずマイナーと言っておきながらメジャー7thとも入っている!本来CM7thであったところ三度をフラットとしながらメジャー7thは残したと。つまりメージャーとマイナーの間の子ような形。それが不安定で暗い響きのする結果となりました。この7thをフラットとしてCm7としますと音楽は比較的明るくなり、安定方向にサウンドが向いていきます。つまりこのマイナーの7thをメジャー(実音=B)とするのはサウンドからすると大きな緊張を伴いなおかつ不安な感じ、さらに先々不透明な、そういう世界を連想させることになります。しかししてこのBはどのような発想で出てきたのでしょうか。またまた私の独断と偏見による検証において、おそらくこれはKey=CmもしくはKey=CのドミナントGの三度から来ているのではないか?という推測です。トニックであればドミナントであれ三度というのは実に強い音です。また主調(トニック)においては三度の扱いが長調・短調を決定します。Cm・Cの共通したドミナントGが根底に在るのがCmM7thの特長とここでは言い切っちゃいましょう。さて、これをどのように使うのか、やはり考えやすいのはトニックとして普通に使うことかなと。しかし、それではあまりに芸がない!かも知れない。 ですので、ここは別ページで紹介したマルチトニックシステムをこのコードで組み立てるという少しばかりテンションの上がるアレンジとしましょう。 GmM7th → CmM7h
陰影の深い暗さから更にこれでもか!と深くダークな世界へとあなたを誘う・・・。 ちょっとプログレ系ですが、わかりやすいイメージかと思います。 是非オリジナルにぶち込んでいただいて、効果を確認してみてください。 次の03が何時になりますやら、、それまで御機嫌よう♬
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