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イメージ表現としてのコード01

コードプログレッションと格好良く言うけれど、何の事は無いコード進行です。 コード進行はジャズスクールに行くと徹底的にバークリーのメソッドなんか徹底的にやりますが、それを自分のオリジナルに使えてようやく学習した意味が出てくるわけです。 勉強は音楽の場合、実践前の体操みたいなもので、これでやった気になってはいけません。 と言うかそこから先が面白いわけですから。 さて、今日は同じルートのマイナー7thコード・メジャー7thコードを交互に繰り返すと言う誰でも即行で使えるコード進行を取り上げます。 例えば、、 Cm7.9 → CM7.9 これだけです。 えっ?これだけ、、と言わずこれをギターやピアノでアルペジョを作って弾いてみましょうか。 2小節づつ、16分音符のシーケンスフレーズでよろしいかと思います。 音と音のベクトルが大切です。ポイントはE♭・Eの半音進行。 B♭・Bの半音進行。 とても強いベクトルを持った流れですね。 イメージとしては微風ですか。 よく僕は風が肌に触れた時に、時間を感じることがあります。その風は実はどこかで出会ったことのある風で地球の様々なところを巡り巡って再会したのだと。彼が?遠い果てまで旅立った時間は瞬く間に過ぎて僕はこれだけ年を重ねてしまったと。 似たような気象状況という下地があって、このようなことを感じるのだと思います。 かつて、全く違った土地、周囲の状況で似たような「風」を感じているから、自分の脳が過去のファイルから酷似したフィルム付きのデータを引っ張り出して僕に確認を迫っているというわけです。 このように自然と時間と人の営みは密接に関係しているように思います。こう言ったこ一連のイメージを表す場合に僕はこういうコード進行を使うことが多いです。 それにしても、単純な進行でありながらも、理論的なところを掘り下げたくもなりますが、このCm7.9はCにとっての一体何なのでしょうか。 Cがkey=Cのトニック「C」であるなら、Cmは何?

もちろんこのキーには存在しないコードです。では代理コードなのか。いやいや違うでしょう。CのドミナントはG、Gの代理コードはD♭7ですから。すると残るは借用和音ということになる。 Cmはハ短調の主調です。ハ長調とハ短調、同主調のメジャーとマイナーを繰り返していることになるのは理屈でわかります。 そこでいい加減な僕は以下の仮説をでっち上げました、、笑 実はそもそもこのトーナリティが違っていたと。これはkey=Gが正解で、このCM7とCm7はサブドミナントとサブドミナントマイナーであったと。 SD・SDMを繰り返し最後はGM7に落ち着かせると安定的に着地します。 コード進行はこのようにパズルのようでもあり、正解不正解が分からない、考え様であることが時折起こります。 上記に関して楽しく考えていただければ幸いです。 イメージ表現とコード進行、僕が作曲に入れ込む理由です。これが殊の外楽しいと!!

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