DPとはデジタルパフォーマーのことです。本ホームページでは面倒なのでDPと呼びます。 とても狭い範囲での情報になるのですが、個人的に使用法で引っかかっていたところなので自分の記録としてもここにアップしておきます。
まず、、
イベントリストとは。
これはMIDIデータ(音の一つ一つを音の高さ、強さ、長さをメインに数値化したもの)を小節の順番と紐付けて表示するものです。拍子ともリンクするので、例えば4/4拍子で次の小節に移行した時にイベントリストウインドウの表示も数値が変わります。これら以外にピアノのサスティーンペダル・オンオフ表示も僕の場合は表示させています。
このイベントリストはDP古来から存在するものでこのアプリケーションが絶対に無くしてはならない機能と思います。現在では使用しない方も多いかと思いますが、僕はこれが無くなったとしたら、DPのバージョンアップを止めるか、このアプリケーションの使用そのものを見直すでしょう。
音一つ一つのエディットは煩わしいものかも知れません。しかし、絶対に避けて通れない大切なものです。それは新しいとか古いとか、そういう次元のことではないと思います。
さてこのイベントリストとトラックウインドウの関係性です。
トラックウィンドウはDPの基本となるウィンドウで、作品を全体像をこれで確認することが出来ます。オーディオであれば波形が、MIDIであれば音の粒粒がバーに表示されており、ざっくりとではありますが、どのようなデータであるか分かります。またフレーズによってバーが区切りが付いて、これがエディット時に円滑に進むことに繋がる場合もあります。僕はドラムの入力もドラム専用ウィンドウは使わず、他楽器と同じトラックウィンドウで同じ打ち込み方でやってしまいます。その方がドラムが他楽器との関係性がどのような状態であるかが掴み取れるからです。ウィンドウはDPに限らず可能な限り少ない数で情報を表示し切り替える頻度を減らした方が効率的です。
僕が今日夕方から取り組んでいたトラックウィンドウとイベントリストウィンドウの同期もそうです。
これは当たり前にご存知の方も多いでしょう。
しかし、DP7からDP10にバージョンアップしたところで環境設定がデフォルトに戻ってしまったのか、今まで、トラックウィンドウで任意の場所をクリックしてもイベントリストが追随しないようになってしまいました。
これは、作曲作業している自分にとっては決して小さな影響ではなかったです。特に人馬一体と言って良いDP7時代が長かっただけに。
まず一段階として気が付いたのは、シフト+任意のトラック部分をクリックするということです。これでイベントリストが該当位置に飛ぶようになりました。
しかし、それでもシフトキーを押すということがワンクッション入るだけでも面倒くさがりの僕には煩わしかった。
本当は環境設定のどこかを変更すれば、、であろうことは前々から感じておりましたが、それを調べる時間も余裕もなく、今日ようやく夕方落ち着いた時間があったので、色々とやってみました。
その結果が下に表示させたディフォルトエディットウィンドウの設定です。このMIDIトラックとコンダクタートラックをイベントリストにすることで、クリックした該当トラックに(イベントリストウィンドウが)追従するようになります。

これでようやく使い勝手としてはver.7と同じレベルになり、後は新しく追加されたソフトシンセや、機能を作業に応じて少しづつ覚えていけばOKかな、、というところです。
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