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ライブレポート2024.4/27

更新日:7 日前

最近ホームグランドとなっている「四谷Doppo」にて、昨日ワンマンライブが終了。無事終了と建前では書くものだが、ピアノの私が足を引っ張りまくり、それでも動じないギターとドラムの明確で確信に満ちた演奏で一気に9曲のハードルを超えて行きました。 こちらは最近の首頚椎の塩梅が思わしくなく、何と演奏途中で右腕が攣ってしまい指が動かなくなってしまう。頭が真っ白!とはこの事。ただでさえ面倒なところで、すっかり砂漠に行ってしまう。砂漠状態は今までも経験しているが、こんなに酷いのは初めて。砂漠に行っただけではなく、今回はラクダに乗って昏睡状態と。年齢を重ねた音楽家はまず譜面を見る前に、ウォーキングが必要ということになるか、笑 足元に置いた曲順のメモを見ると、まだまだキツイのが待っている。こんな右腕の状態で「Neo Classic Dance」とか「Spiral」はたまたアンコールに用意した「PANORAMA」を弾くのか!この状態では普通には弾けないと感じていたが、演奏内容よりとにかく脱力を強く意識し、右腕を解放するようなイメージで何とかライブを続行。 最後2作品では、そこそこ指が動く状態となったが、自分のピアノを半ば諦めていたので、西村さん(ギター)と、田辺さん(ドラム)の演奏を違った角度から聴くことが出来たのは良かった。 切り込めない自分にイラッとしたものの、ギターという強い楽器が存在する以上は、三人の対峙するイメージで作曲する必要がありそうです。現在はドラムに対してはかなり自由にやってもらっていますが、もう少し譜面化してもいいかも知れない。 簡単に表現すると、ドラムはリズムであり、ギターは旋律であり、ピアノはバッキングであり、作品イメージです。 今後、三角形をどのように立体化(立体化なのだから三角錐か)するという脳内での作業が必要かも知れない。 《ライブのポイント》 ギターが活躍:難易度とあれだけの音数をほぼ完全に再現しており、1、2回違う音を弾いたのがあったが、こちらの砂漠状態とは天地の差というやつ。 また忘れてならないのは、その黒いテレキャスター(因みに私の最も好むエレクトリックギター)から繰り出される「音」これが作品にしっかり沿っており、音楽ファンには一度聴いていただきたいと願う。否、聴かなければならないでしょう。誰にも負けない真の音楽ファンを名乗るなら、笑

ドラムのリズム:考えら抜かれた知的なアプローチ。作品を理解し、更に自由に展開させる数理的な演奏内容はギターと複雑に交差。今回のライブでは久しぶりにツィンペダルを多用しこのユニットの初期から中期の演奏内容に現在のスキルを重ねたところが個性を際立たせる結果になった。そういう心憎いリズムアレンジを涼しげに簡単にやってしまう。砂漠でラクダに乗っている某ピアニストとは正反対。

次回に向けて、音を磨き込み、問題のある作品は分かっているので、すぐにメスを入れる(このメスの切れ味の悪いところがミソではあるが) このホームページにも、作品の改善内容はアップして行くつもり。


つもり、、? 実は既に先程から作業開始。



*昨日アップの動画の揺れがひどいので、写真に差し返しました。動画は後日撮り直して再アップいたします。 さて、、。 まな板の上の瀕死の材料は勿論「トンネルヴィジョン・04」となる。最初これを白紙からやり直そうと思ったが、それは数年前までの私。一度作曲したものを全て捨て去るのは、あまりに脳の容量が足りていない。活用するところ残して可能な限りギターとドラムは残して、ピアノをメインにテコ入れを行う。 変にメカニカルで無理のあるところは、倍の遅さに修正し、その代わり、縦型のヴォイシングに圧倒的な時間と工夫を凝らす。どちらがトニックなのか、どちらが代理コードなのか何が何だか分からない騙し絵みたいなハーモニーを構築する。アウトさせているが、どちらがアウトした側のコードなのか敢えて分かり難くし、作品に妙な不安定感を演出させる。メカニカルな無味乾燥な繰り返しを徹底的な排除し、音の使い方に重心を移す理由から、テンポをハッキリと遅くする。それによって、メシアンとリゲティと無理矢理混ぜたようなサウンドを分かりやすい形(どこが?)で前に押し出すようにした。 久しぶりに少しだけ満足した。これは8月のライブで再度やらせてもらいます。作業の詳細はまたこのブログで書きます。

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