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今度こそ続きますように!

バンドのホームページほど続かないものはない!というのが持論です。原因はバンドの状況が刻々と変わり、ページがそれに追いつかない上に、何といっても時間の無さ。後回しになるのが大きいです。ホームページに時間を割くのであれば、作曲、練習、リハーサルが優先となり、いつしか遠い彼方へと追いやられてしまう。ただこれまで数年間続いたページもないことはないです。本ページの主人公KTGとは異なりますが、FLAT122というバンドでは確か7年前後継続したと思います。理由はサイトを運営する側、当時のジオシティというのが大きかった。これは本当に良くできたサイト作成支援プログラムで、最初から掲示板が用意されているところなども大変、気の利いた設計でした。使用方法も実に簡単かつ軽く出来ておりそのお陰で聴き手さん達との交流や、バンドのニュースをいち早くお届けすることが出来ました。しかし、このサービスもブログの隆盛と共に終焉を迎え、それからというもの私のホームページに対するモチベーションは大きく削がれて行きました。さて敢えてそれなのにこのページを立ち上げたのは、必要に迫られからということが大きい。KTGはもしかすると私の本当に標榜する音の形に最も近づいているのかもしれないと思ったのが裏事情なのですけれど。本ホームページのトップにございますサンプル音源「屋上にて」はKTGでは最も新しい記録された音になります。かなり揺れたリズム、無茶苦茶な音の使い方は実は即興というわけではなく、これはモード主体のソロパートです。テーマのベースラインを借用していますが、アウトしたりインしたりと脈絡なく音楽を進めていきます。この音楽はまさしく昨今の北欧ニュージャズに見受けられる、音の使い方で顕著なところでは、アキリッサネントリオ辺りにとても近い。 ニュージャズは変な言い方になるけれどジャズと似たような文法を使ってもジャズのような空気感、音世界とは確実に異なる。現代的な音、むしろ武満徹が生前おっしゃっていた音楽の飽和が叫ばれて久しいが、それを乗り越えるのはもしかすると即興音楽かも知れない、ということを思い出すのです。そこには勿論モードを使ったり、マルチトニックシステムを積極的に使うけれど、決して形式的なドラムとフロントのソロ回しなど行わないだろうし、既成のソロパートから引っ張り出したようなフレーズの組合わせで音楽を成立させることはあり得ないだろう、、ということになります。そうしたアプローチを考える時、クラリネットの筒井香織さんのソロアプローチは私の希望にかなり合致したものです。ジャズの影響がない。ジャズの影響がうっかり出てしまう。そういうがないのは、バックボーンから当然なのですが、出来ればこのままで変わらないで欲しい部分です。それは実は残る三人のメンバーにもかなりの部分当てはまります。別にジャズが嫌いなわけではなく、ただそれでは面白くない。KTGとして楽しくならない、という漠然としたシンプルな理由からです。12月22日ライブではアルバムを発表、販売しますが、本当は現在の音で記録したかった。

各メンバーのスキルが変わっているし、私の理想とする音楽に近づいている姿が見えるだろうから。是非、ライブにてKTG、今の音に触れていただきたいと思います。

 
 
 

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