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ライブレポート

筒井香織さん主催「グレゴワールの庭」川越さんユニット、そしてKTG(カテジェ)3ユニットによるライブは無事終了しました。 既に報告を挙げておりますが、ここではKTGに絞ってレポートしておきたいと思います。 個人的なところでは、何と言ってもグランドピアノを使わせてもらったのが大きなポイントでしょうか。久しぶりに生ピアノを弾くと、やはりと言うべきかタッチが全く違う。ステージピアノではストンと軽く落ちていたものが、もっと引っかかりが強く粘りを感じる。 これで全7曲弾くのは少し骨だな、、と気持ち的に負けておりましたが、本番がスタートするととにかくゴールを目指さないといけないわけで。 必死に弾いていると、突然全てを投げ出して家に帰りたくなる、、そういう病気?は今回も数回見舞われましたが、何とか超えられました。


最も自信を持って臨んだ「屋上にて」はその通りに自分もバンドも表現し切ったと思います。この作品の持つ方向性が自分にとって大切です。アレンジを変更する必要はもはやなく、弾くたびに自由にアプローチする。しかしして作品の骨格とイメージが変わらない。 テクニック的にも私のピアノへの向かい方に合致しており、どこを弾いても自然に指が動く。リズム隊の安定がバンド全体の底上げにつながっていたのは確かだが、その前に演奏する作品をもっとKTGのオリジナルに拘るべきだろう、というのが反省点です。 そのバンドのために書かれた作品を演奏するのは当然なのだけれど、これまでは脈絡なく私のもう一つのバンドFLAT122のオリジナルを取入れました。しかし、今後はKTGの純度というものを上げていきたいと強く思います。


KTGの良いところは、これまでメンバーチェンジが一度としてなく、四人変わらなかったことです。作品オリジナルも同様でありたい。今回のライブは平日木曜日であり、コロナが流行しつつあるタイミングで少し難しいところがありました。この筒井さんの構成したイベントはとても品格があり、音楽的な内容を持っておりました。こういうライブこそ音楽ファンには来ていただきたいです。余談ながら、筒井さんのユニット「グレゴワールの庭」の際、私は客席から眺めておりましたが、ダンスの蛭田さんのパフォーマンスが凄くて圧倒されました。動作に対する強さ、表情、変化、自分だったら、どのようにアプローチするだろうか。このイベントを一時お客様と同じ目線で見ることで何か得たような気がします。次回はレコ発第二弾になると思います。可能であれば、そこではSign(兆し)を復活させたいのですが、何しろ難曲です。どうなることか? この作品を再演して、ようやく次に新曲ということになるのでしょう。

 
 
 

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KTG(カテジェ)

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