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8/17ライブ・1回目リハーサル

昨日は13時より3時間リハーサルを行いました。


こんな感じのリハーサルです。体力が必要な練習になりますので、休憩は必須です。今回は新曲「NULL」が大変なのですが、不思議にどこか楽しいです!(自分だけ?)
FLAT122リハーサル景色

猛暑の中、新宿近辺に向かうというのはリハ以外ではあり得ないのですが何とか辿り着きました。今回はどうしてもリハーサルをしなければならない曲があります。NULLです。今、FLAT122はこの作品にかかり切りと言っていいでしょう。本当は今回間に合わないことも想定しておりましたが、演奏することになりました。音の使い方、リズムのアプローチ、パート毎に際立つ個性がこの作品の特長ですが特にドラムの音楽に対する考え方が明確に分かるのが面白いです。 現在の作曲スキルを思う存分駆使して作ったというところでは、おそらくSPIRAL、Neo

Classic Dance以来となります。 最初はゆっくりとしたテンポから徐々にスピードを上げ、最後はほぼインテンポまで行きましたが、更に反復練習を行い何とか形になりました。 ピアノからすると、大きくリズムをとってゆったりしている部分と、一瞬で細かな素早いフレーズに切り替わるのが、難しい。 その断層の切れ方、深さ、それは今後このバンドが演奏する度に切れ味を増すことでしょう。 これを作曲したのは1ヶ月半ほど前になりますが、その時、私は並行してフランク・ザッパをYoutube等で聴いておりました。 私は、ザッパの音楽は昔から知っておりますが、これほど作曲作業の身近に存在したことはありませんでした。ザッパの作品は正直なところ、耳が行くのは1/3程度です。 それから、むしろ他のユニットがカバーした方が楽しく感じられる場合が多いくらいです。ですので、周囲でよくザッパフリークがおられますが、全くそのお仲間には入らない人です。ですが、今回作曲中、絶えず意識したのは、ザッパの作曲家としての突き刺さるような入り込み様です。自分にもこのような音の磨き方(坂本龍一さんなんかも同じものを感じますが。)をしたい!という渇望みたいなものがあり、それがNULLの完成に結び付きました。NULLの意味は「無」ですが、これはどこか言い得て妙です。 NULLと同じく時間を要したのはTNV(トンネルヴィジョン)です。 これは4曲から成る規模の大きな曲ですが、とうとう02以外を譜面化(楽曲化)しました。この中の04が圧倒的な変態具合で、全編モードのアプローチとするようリアレンジし、前回までと同じ箇所はどこにもありません。 今回のライブの臍にあたるのは間違いなくこの2点です。

ただ、その他にも、例によって改良は加えされており、それは完成をみている(はずの)SPIRALであっても例外ではありません。これは中盤のミニマルパートの前にインタールードを置き、その内容をかつて私が最も入れ込んで稼働したIMAGOのアレンジを入れました。IMAGOはオーボエとフルートのフロントで、私としては大所帯のマイクロオーケストラでしたが、今回それを三人で演奏します。

昨日のリハーサルで最も良い雰囲気の出来だったのがこれです。ギターの都会的でカッコイイ音色、クラシックの打楽器のアプローチと同じようなドラムの演奏。FLAT122を続ける理由を再確認するところです。8月17日ライブは前回より間違いなく音楽が前に進んでいます。加速するFLATサウンドに是非ご注目ください。

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